2010/07/25

7/25/sun


旨いなぁ。スナックでのトークの勉強になる。雛壇芸人等とヌカしてチヤホヤされている、“芸の無い”若手芸人に見習って貰いたいの。昨今のお笑いは皆同じに見えて全く個性が無い。まぁ、ネタ見せ番組が無いのが原因なのだろうが。
『M-1』なんか愚の骨頂やからな。出場組の漫才なんか3分(?)の短い時間で客席の笑い声を多く拾う為に、“大声・速さ・会話の被せ・派手なツッコミ”が重宝され、道端で喧嘩してる兄ちゃん達の会話みたいになっとる。
もっとゆっくりネタが見たい。“やすきよ”等の大御所さん達は20~30分位やってたからなぁ。



ちなみに、私が好きな漫才コンビは『中田カウス・ボタン』師匠。
ボタン師匠の聞き心地が良くゆったりとした口調の自慢話と、相方(カウス師匠)に対する理不尽&意地の悪いツッコミ。カウス師匠が怒り口調なのに対し、おっとりと話すボタン師匠の“動と静”。名落語家・桂枝雀師匠が提唱していた『笑いの緊張と緩和』に通じるものを部分的に体現している。
ベテラン芸人さん達は、客の“笑うツボ”をきっちり把握しているので、ベテランマッサージ師の如く無駄な力を入れずに丁寧にゆったりと“笑いの世界”へと誘ってくれる。

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